ぬじろぐ

なるべく配布と低レアで頑張るFGO攻略日記とかその他諸々

大怪獣のあとしまつ 見てきた

※個人的な感想です

前提

これね…タイトル発表されたとき、結構楽しみにしてたんですよね…
特別特撮ファンとか怪獣ファンというわけではないんですけど。SFはちょっと好きなただのライトオタクです。

で、完全に個人的な事情なんですけど、私の地元は映画鑑賞環境がかなり悪くて…シネコンとかないんですよね。
昔ながらのという感じの小さい映画館があるだけ。
いまどき予約も公式ホームページもない、小さい映画館ならでは個性もない
ハリウッド超大作、ドラえもん規模の映画以外まず上映しない単なるシネコンの下位互換でしかないあの映画館
今回は 珍しく上映してる!
っていうんでちょっとテンション上がってたわけです

つまりここで上映される=誰でも楽しめる超大作枠ってことですね(拡大解釈)
でも何か月も前から楽しみにしてた映画だからな~ 遠くのちゃんとした映画館まで行こうかな~~!
とか思ってたんですよ
そこへ流れてくる怒涛の怒りのツイート

ええ~~…
あぶねえあぶねえ、期待したままだったらうっかり遠征してしまうところだった。
と、例の映画館にノコノコと出向いたところ




誰もいねえ
え…?貸し切り?(※公開3日目、休日)

公式ホームページもSNSもない映画館だから、どのくらい人がいるか行ってみるまでわからないんですよね…

え、1人で見ないといけないの?映画好きにあんなに怒られてる映画を…?こわ…
と思ってたら開始5分前になって人が1人来る。人のいなさにちょっと戸惑ってた。
お兄さんも評判分かったうえで見に来たんですか?それとも純粋に楽しみにして?人のこと心配してる場合じゃないんだけど心配になってきちゃったな…

見てきました。

シン・ウルトラマン楽しみですね!
ネトフリさん、独占配信のせいで毛嫌いしててすいませんでした。これからゴジラSP見に行きます。

















感想…を本格的に書く前に。

結論から言うと、私には無理なタイプの映画でした。
考えれば考えるほど文句しか出てこないので感想を書くのやめようかとも思ったんですが、今の感情を素直に記録しておくのも後で見返したとき面白いか…と思ったので一応書いておくことにします。
どこかに吐き出さないと怒りが収まらなくて…これ書いたら終わりにするから。
見終わった直後は虚無感でいっぱいで、しょうもねえもん見ちまったな…と思ってたんだけど、一晩寝て起きたらだんだんムカついてきて…なんでこんなにむかつくんだろう…

面白かった!笑えたし感動した!という人はお帰りください。ここにはこの映画が無理だった人の話しかありません。
なぜ自分がこの映画をそこまで無理と感じたのかを考えるために書いています。


いいか?いいな。


あのさぁ…どうしてこうなった?
いや、すべてが悪いわけじゃないんですよ。

まず、この映画、タイトルと予告見てどんな映画かと思いました?
私は、怪獣の死体を色々現実的な問題が出てくる中片付けようと頑張る様子をコメディテイストでやる映画なんだと思いました。
昔あった空想科学読本みたいな感じで。火葬は計算するとすごい量の燃料が必要になって無理とか、分割して運び出すにもトラック何台分になるとか。
これがそもそもの間違い。そういうのは皆無なので。

予告の時点ではそこまで酷評される要素なさそうな映画なんですよね。
悪くてもせいぜい「邦画あるあるをオタクが嫌がって過剰に叩いてるだけ」程度の。
確かに俳優は豪華*1だし、映像もいかにも低予算って感じではないし。
私がマジでキッツいわ…と思った部分が全然気にならない人にとっては「普通の映画なのになんでそんなに叩かれてるの?」と思うかもしれない。

とりあえず個人的な地雷抜きにして大まかにいうと

  • 基本ずっとスベっている(ギャグもシリアス演出も何もかも)
  • ストーリーにおいても作品の方向性においても、何がしたいのかわからない。どこの層のウケを狙ってるのかもわからない。
  • せっかく面白くなりそうなテーマをタイトルで出してきたのに全然生かせてない感じがする(ぶっちゃけこのテーマ使わなくていいよね?)
  • メインテーマに関係ない意味不明なギャグ、下ネタ、風刺に昇華できてない当てこすりネタとパロディ、倫理観を疑う描写諸々…を延々見せられるので不快になりっぱなし。この不快さを吹っ飛ばすような爽快なオチがついているわけでもなく、感情の採算が取れない。

辺りですかね…特に最後のがなければ「邦画にありがちな失敗をして中途半端になった映画」程度の評価で済んだかもしれない。
ここが「これがこの監督の持ち味で面白いんだよ!笑えるじゃん」となる人と、「キッツ…見てられんわ」になる人の分岐点なのだと思う。私はキツかった。「つまらない」じゃないんですよ。「見ているのがキツい、不快」

事前に「シリアスではなくコメディ作品」「下ネタがある」という情報を知った上で見に行ったので、ある程度覚悟はしていて尚、これ。
まあね?私も前述のとおり、空想科学読本のような要素を入れて現実的な死体処理をするとどうなるのか?といった方面のネタを面白おかしくコメディ映画にしてくれるのだろうと勝手に期待してしまっていたのは認めるよ。
前評判が散々なのも、毎度のオタクが大げさに言いがちなパターンである可能性をちょっと疑っていた。
一応前から楽しみにしてたやつだし…言うて邦画の悪い癖がちょっと出たくらいで他は普通かもしれないじゃん?テーマは良いんだし、評判だけでクソ映画って決めつけるのはよくないよ、うん。

でもいざ見たら、シリアスをやりたいのかコメディをやりたいのか、風刺がしたいのか人間ドラマがやりたいのか、何もかも意味がない虚無の不条理物語をやりたいのか、そこまで含めたブラックなギャグを目指してるのか、これを見た人がクソ映画と罵るとこまで行ってクソ映画が完成するというコンセプトなのか
なんも分からん…(宇宙猫)

の状態になったので、期待した状態で遠くの映画館まで行っちゃったら悲惨だったと思う。*2
疑ってごめんな、TLのオタク。

以下ネタバレあり感想

※ここから下は重大なネタバレ、および「面白かった!全然クソ映画じゃない!」と純粋に楽しめた人にとっては不快な表現が連発されるのでご注意ください。殺意がダダ漏れです。

この映画は何がメインなのか問題 ~タイトルで期待しすぎた感~

まず最初に、この映画はコメディだと知ったうえで見に行ったと書きました。
が、実際に見るとタイトル+「空想特撮エンターテインメント」という煽り文句+コメディであるという情報から想像できる「怪獣の死骸をどうにかしようと人々が奮闘する様子をSF要素も入れつつコメディ調で描いた映画」では全然ないんですね。
明らかにそれ以外要素がメイン、そして複数の話が整理されずに入っている(だから混乱する)
見た感じ、たぶん作り手側としては

  • 政治風刺
  • コメディ
  • 三角関係恋愛もの

この辺がやりたいんだろうなーーーーーと思いました。なんとなく。

でも、そのすべてが中途半端というか…お互いに邪魔をしているというか…
んで、いろいろ入れてるけど「怪獣もの」「SF」には興味ないんだろうなーって感じなんですよ。*3
怪獣の死骸を実際にどうやって片付けるのか?実際にやろうとしたら何が起こるか?には全然興味ないと思う。少なくともこの映画でやる気は全くない。*4
なのに、「だれも考えなかった怪獣の死体の始末、どうするのか!」みたいな広告をしてしまったから、視聴者とのミスマッチが大きくなってしまっている。

怪獣の死体の話=誰も考えなかった とか 前代未聞 と言ってる時点で誇大広告気味かなと思いますしね…今までにもあるだろ、類似のテーマを扱った作品は。
とはいえ、これをメインど真ん中に持ってくる話はあまり見ない。
だから余計に期待しちゃったんだよなぁ~~~~~これに関しては勝手に期待した俺らが悪いと言えばそれはそう。
正直ブチ切れ散らかしたいが、まだこの感想文も序盤なので百万歩譲ってそういうことにしよう。

エヴァシン・ゴジラパシフィック・リムのあからさまなパロとか入れてるんだから、既存作品の怪獣の扱いについて全く知らないわけないと思うんですけどね。
え、知らないでパロ入れてたらすごくない…?と思ったけど、シン・ゴジラを冷凍ミカンに例えて皮肉るあたり本当に理解してないかもしれない。

良かったところ

良かったところが無いわけではない。
まず、「ヒーローが倒した後の怪獣の死体処理」という着眼点は良い。これを「映画の良かったところ」に含めて良いのかは疑問だが…
このテーマをやるだけで十分面白くなるポテンシャルはあったと思う。

あと、俳優は悪くない。
主演の男性(名前知らん)はイケメンだし、演技についてはよくわからんけど特に違和感なく見てられたところは数少ない素直に褒められる部分。特殊部隊のエースという設定にはあってない気もするが、後述する不満点の数々からするとどうでもいい。
1人だけ真面目でやたらかっこいいんで、むしろ「そういうギャグ」なのか?と疑うレベル。
ほかの面々についても、下ネタと面白くないギャグさえやらなければ見るに堪えないというようなものではない。普通に見れる映画。

俳優に罪はないと思う…うん…監督がすごい脚本に自信持っててアドリブ許さない方針だったらしいし
むしろひっどいセリフ言わされたり手でちんちん隠しさせられたりして気の毒にすら感じる。
あと美術とか…現場の人とか…とにかくみんな罪はないと思うよ…脚本・監督を除けば…
いや、これをこの規模で上映してしまった東映・松竹の罪とも言えるかもしれない…かもしれない…一体どういう勝算があって…

小道具や絵作りについても、ここはいいなってシーンは結構あったと思う。
プロジェクションマッピング使ったり。
最後にいきなり戦隊もののSFアイテムみたいなのが出てきたのも唐突すぎて戸惑ったけど、まあいいよ。些事だよ。
マシだったシーンだけつなぎ合わせて、いらない部分全部カットしたら30分くらいのそこそこみられる映画になりません?というか30分番組なら多少くだらないギャグ入ってても許せたな。

無理だったところ

長すぎたので削りました。

どぎつい下ネタ

下ネタについては、油断してましたね。はい。ちょっと下ネタがあって敏感な人が過剰反応してるみたいなレベルではないです。小学生レベルの下ネタとはよく言われてるけど、うんこだけならまだしも陰毛とかセックスの回数とか発言するキッツい下ネタも入ってくるし、やたらネッチョリした意味不明なタイミングと演出のキスシーンも何度もやるので正直子供には見せたくない。
下ネタがきついだけではなく、テンポ悪く延々やるししつこい。何を思って入れてるのか?
純粋に楽しませようとして入れてるならちょっと怖いその1。

悪意を感じてしまう域の茶化し

ギャグにしてもパロディにしても、面白いとか面白くないとかを通り越して悪意を感じる。
悪意までいかなくても、露悪的なことして観客を不快にさせるのが逆に面白いみたいな思想で作られてるように見える。
こういうのは刺さる人には刺さるのかもだけど、一部の特殊な趣味の観客のみがそういう映画だとわかった上で見る環境でないと、リスクが高すぎると思う。

いまどきこういうのが普遍的にウケると思ってるならヤベェぞ。全国に大々的に配信する前にチェックしろ。
純粋に楽しませようとしてやってるならちょっと怖いその2。

不要不急とか新しい生活様式とか時事ネタだからコロナ関係入れたいのか知らんけど「それ言いたいだけやろ」な感じで投げっぱなしなんですよね全部。

というか、政治関係のネタは作り手の倫理観を疑うレベルのが入ってて流石に無理。
風刺です?10年前のまとめサイトの書き込みレベルのネタぶち込んだだけで風刺名乗るってのは烏滸がましくね?
えっ いい大人が今時こういうの恥ずかしげもなくできるんだ…すごいね…令和やぞ…?ってなったもん…
政治風刺やりたいならバッサリやればいいのに、半端なことして日和るのもダサい。やる気あんのか?
そもそも風刺ですというなら怪獣は災害のメタファーなわけで、それを人間が後片付けすらまともにできなくて「デウスエクスマキナ…」とかいってふざけ倒した挙句ヒーロー任せというのは「どうせ人間は災害に対して無力だし誰も頑張らないし後片付けすらできない」という話では…


暴言を吐くオタク

いや、でも「シン・ゴジラとかいうくっせえ日本万歳映画大好きな特撮オタク君むかつくでしょ?wwwwパシリムもエヴァも入れといてあげたよwwwあれれ、こんなんで怒っちゃうの?たかが映画だよ?オタクくん顔真っ赤www」って幻聴が聞こえそうなくらい逆張りされてるから、そもそもオタクに評価されたくないのかもしれん。

うーん…いや皮肉はともかく、人によってはすごく悪意で作られてると感じる映画なんですよこれ。実際がどうなのかは分からないけど。
面白さに寄与しないのにそんな無駄なことする…?普通しないよね…多分普通にウケると思ってやってるんだろうな…流石に被害妄想ですよね…でもこれ本気で面白いと思って善意でやってるなら以下略
ともかく、そこまで逆張りするならシン・ゴジラが入れてない要素(恋愛、人間ドラマ、ギャグ)を完全にやり切って、その上で面白いと評価される映画作ってほしかったな…

ちょっと話それるんですが、邦画は恋愛を入れてくるからクソ!みたいなの、私は疑問に思っていて。
「恋愛があるからクソになる」ではなく「ストーリー展開に不要な要素ををまじめにやる気もないのに本来のターゲットではない層へ申し訳程度のアピールや手癖で半端に入れるからダメになる」だと思うんですよね。
必要な要素で、まじめに描くつもりがあるなら入れていいんですよ。なんかわからんけど人間ドラマ入れないといけないことになってるから入れてる、恋愛入れとけば女が喜ぶだろう、イケメンアイドル出しとけばファンが見るだろう、美男美女出したらカップルにしないといけない、こういう適当なのがダメ。

世界観(リアリティライン)がわからない

リアリティって人それぞれの部分あるし、リアルにすればいいというわけではなく、嘘でもこの世界の中ではそれでいいんだと納得させる説得力の問題なので、実際にリアルかどうかはあまり問題ではないと思ってるんですよ。
明らかに無理があるものが出てきても、どうでも良くなるくらい面白かったらいいんですし。面白ければ…ね…

面白くするためにあえてやるんじゃないなら、それなりにちゃんとやっといた方が無難なんですよ。なのにいろんな部分が適当すぎて違和感がすごい。世界設定からして怪獣に歯が立たなくて困ってた設定なのに、町は全然壊れてないし。怪獣が街を避けて歩いてたなんて描写があればそれはそれでギャグになったと思うのですが。

せめて何が起きてるのか、シリアスなのかギャグなのか、ギャグならどの程度ギャグの世界観なのかくらいはわかるようにしといてほしい…
ここがわからないままなので虚無を味わった。

「これはコメディです」「○○監督の作風だ、事前にどんな監督かwiki見とけ」とか映画の外で言われても、だから何?なんですよね。
映画の中でこれはコメディでリアリティラインはどの辺で、どういう作風なのか観客にわかるように描けよと。

この映画は元々政治風刺、コメディ、三角関係恋愛ものがやりたかったのだろうと解釈しましたが、その中でも特に三角関係ストーリーがやりたかったんだろうという印象を持った。
でも、それについてもやっぱり説明が足りてない。
それぞれのキャラが何考えてるのかわからんから無理やり推測するしかない。
主人公とユキノのロマンス演出されても、こいつは既婚なので「不倫女がよ…」という気持ちにしかならん。
雨音は雨音でダムの設計図をすり替えて作戦を邪魔したり、主人公にミサイル撃ったり、何がしたいのかわからない。
ユキノを手放したくないから主人公が邪魔で、そのためにいろいろ妨害してるのか。どちらかというと主人公への対抗意識でユキノを奪っただけなのか?こいつはこいつでユキノ一筋というわけではなく不倫してるし。
男男の同性間巨大感情っぽい気配がしないでもないが。

三角関係に限らず全てにおいて中途半端なのが良くない。
作戦が失敗するのはいい。でも何をどうしようとして何で失敗したのかちゃんとやれ。人間ドラマ、恋愛を入れるのが悪いとは言わない。やるならちゃんとやれ。
ギャグなのは全然いいから、それならそれでギャグをちゃんとやってくれ。ギャグですは設定が適当なことの言い訳じゃないんですよ。頼みますよほんとに。

キャラクターがクソ

この辺からもう完全に個人的な地雷の話です。

面白くないギャグと同じくらい無理みを感じたのがこれ。特大の個人的地雷、人類が頑張ってない。
ほとんどの人間がクソ。「可愛げのある馬鹿」じゃない。なんか無意味に不倫してたりするって方向のクソが多い。

どいつもこいつもクソかよ。やたら人間関係こじれさせてくるのなんなの?

クソ人間の比率が高すぎて、魔王が人間滅ぼそうとする気持ちがわかる。
やっぱ人間クソだわ。滅ぼすべきだよこんな世界…怪獣1000000匹追加で送り込んで絶望させてやりてー…首相官邸キングギドラ突っ込ませてあのふざけた奴ら全滅させろ。おもんねえギャグ言ったやつ全部始末してシリアスにしてやれ。
でも主人公は人類を守りたいんだよな…モニョ…って気持ちのまま終わる。

人間に期待しても無駄無駄!どうせこいつらクソだからね!上映時間いっぱいまで言い訳しつつ粘って(ここがお役所成分)ご都合存在にどうにかしてもらお!がテーマなら私と相性が最悪だったって話なんですが。

とにかくオチがゆるせねえ

以上、数々の無理要素を我慢して見ていたらあのオチ。
終わりよければ全てよしと申しますからね、「やられた!すべてはオチを際立たせるためのものだったんだ!」と思える終わり方なら許せた。だが現実は無情である。

人間がみんな本気で頑張って、できることは全部試して、本当にもう打つ手がなくなってもうだめなのか…ってなったときに、いや、主人公だけは諦めない!そうだ、「希望」を捨ててはいけない!みたいな盛り上がりに呼応してウルトラマンが出てくるとか(例です)

でも最初から最後まで周りはやる気無しでキノコとかゲロとかふざけてるし、頑張ってるの主人公だけだし、人類はまだ大したこと試してないし、別に放っておいても半径何十キロかが臭くなってキノコ生えるだけで人類滅びるわけじゃないじゃん。そんなんでデウスエクスマキナに頼っちゃっていいわけ?
出しかたにしても、ウルトラマンがドーンと出るわけでもなく、足元がちょっと出るだけ。わかりすぎるオチでももうちょい見せ方あるだろ!許可取れなかったのか?

これをどんでん返しとか予想できない結末とか呼んでいいものなんですかね、予想できないのは頑張って最後まで見ても胸糞になるだけってことだよ!というか、ウルトラマンが怪獣を宇宙までもっていくネタって原作にもなかったっけ?そういうの見たことある気がする。
どうせ意味ありませんオチなら、いかにも正義の味方で謎があってイケメンの主人公がウルトラマン と見せかけておいて実は何もなくて、西田敏行がいきなりウルトラマンになったら意外だったけど。

もっと悪いのはスタッフロール後のやつ。お前確実に喧嘩売ってるだろ

文句はまだまだあるけどほかの人がだいたい言ってくれてるので このくらいにしておきます。

まとめ

総合的に言うと

  • ビジュアル、俳優の演技→普通〜良
  • 題材→タイトルの通りであれば良
  • 作風、ギャグ→地雷 不快の極み 今時これ通じると思ってるのはやばい
  • 登場人物→地雷 全然応援したくならない 人間を滅ぼしたい
  • シナリオ→地雷 何がしたいの?

ってところでした。

デウスエクスマキナって最初から出してるとか、それ言わせてウルトラマン出すとか、面白くしようとして風呂敷広げたはいいけど最後どうしようもなくなって仕方なくやったわけじゃなく、最初から「真面目にやる気ありませーんクソ映画自覚して作ってま~す」って言われてんだから、「うわクソ映画ふざけんな」って言ってあげるのが正しい反応のような気もしてきた。
だって絶対このオチ考えついたところから始めてるでしょ。斬新なオチ!とか思ってんでしょ。
怪獣ものである必要も、この尺でやる必要もなくて、
壮大な茶番で~す、何本気にしてんの?たかが映画でしょw
なんですよね。技術が足りてなくてそうなっちゃったわけじゃなくて、意図的にやってる(ように見える)からむかつく。

いや、もうそういうのはいいや。うん。私が無理と思った要素ぜんぶ最終的には個人の好みの問題だからね。
悪意あるなって印象もあくまで私がそう感じてしまっただけで多分そんなことはないんだろうし。
でも嘘つかれた感が半端なくなるのでせめて後始末はしっかりしろ。

炎上商法狙いでやってた場合、「全然普通の映画!○○監督の作風を知らないで見に行くのが悪い!」っていう反応して擁護してしまうのは、どんなにクソな映画作っても肯定しちゃう観客が出てくることまで含めた風刺とかブラックジョークになるのかもしれない

…無理やり深読みしてみたけどそこまで考えてないと思うな
やっぱクソ映画だと思います

余談

日本以外全部沈没」もクソ映画って評価なんですね…私、見たことなくて。
原作は読んだことあるけど割と面白かったような…と思ったら映画は90分もあるんだ、そっか…そりゃあの内容引き伸ばして90分も見せられたらクソ映画って評価になるわ。
なんというか、長さって大事なんだなって。

エヴァTVアニメ版とのまさかの共通点
誰も言及してないんでただの偶然だと思うんですが…
エヴァのJAの件 - min.t (ミント)


入り切らなかった感想を開く


  • マジでギャグが面白くないだけじゃなくて不快すぎるのが問題なんだよなあ…お役所対応の滑稽さとかうかつな発言しちゃう政治家のキャラっていうギャグも、「それ、どこの役所に言ったの?」とか「上陸はないって言っちゃったぞ」みたいなお役所対応パロはシン・ゴジラで既にやってる。なんなら序盤で「怪獣の死骸を利用した復興財源案」とか皮算用するとこまで既にやられてるから全然斬新じゃない。斬新なことやって面白くない、見慣れてないから不快に感じるならまだ救いがあるけど、何から何まで二番煎じで元ネタよりつまらんってどういうことよ…
  • 【偉そうにしてる政治家のおっさんたちが、実は無能でウンコゲロ連呼するだけの痛烈風刺ギャグ】の路線で行きたいのか、【地球によく似ているが実は小学生レベルのアホしかいないギャグ漫画ワールド】路線で行きたいのかもわからん。
    • 前者の設定で民衆の前では真面目を装ってるけど、裏ではこんなに低レベルで国民をバカにし腐っているんですよ!滑稽ですね〜!をやるなら、表と裏である程度差がないと笑いどころがわからん。マスコミの前では徹底してお堅い言葉使わせるとかさぁ。
    • 登場人物の挙動を見るに、後者の可能性も捨てきれないのが怖い映画だ
  • なんか官邸の会議室?も変で会議室に見えない。居酒屋で酒飲みながら話し合ってる設定にした方がそれっぽいんじゃないかと思うレベル。全員べろんべろんに酔ってるなら意味不明な言動するのも納得いくし、国民を馬鹿にしてる感も出て、政治家ってみんな会食好きだよね〜〜コロナ禍でも会食やめないもんねwwwっていう風刺()にもなって一石三鳥では。
  • 未知のウイルスがいるかもわかってない段階で怪獣の死骸に近づいてツンツンするのに防護服もマスクもなしはありえなくない?ここ、笑うとこ?あーあ案の定だよバカ!としかならないよ。
  • 生き物の死骸に放射能や未知のウィルスがなければ何も問題ないと思ってる?怖い。簡易シャワー浴びて匂いとれないわー、くせーなーとか言って終わりにしてる場合じゃないんですよ。もしかしてここもそういうギャグだったんですか?
  • 主人公だけがシリアスで周りが全部ボケっていう地獄のような世界なのかなと思ってたけど、頼みの綱の主人公もバカキャラなのだろうか…
  • 怪獣を倒せなかったのって人類がバカすぎたから…?そういう世界…ってこと…?
    • ↑これについてはしっかり装備させちゃうとせっかくイケメン俳優起用したのに顔が見えなくなるからやりたくないんじゃない?って意見見てあーなるほどと思った。そういうとこなんだよなあ
  • 作戦が失敗してヒロインの兄が大怪我してるのに、相変わらず他のキャラはふざけてるから、どこまでコメディなのかもわからないんですよね。一応主人公とヒロインだけは病室の前で落ち込んでお通夜みたいな雰囲気だしてたけど、そのシーンだけだし。これ、なんの緊迫感もないバカ映画なのにシリアスに落ち込んでる2人が笑いどころっていう遠回しなギャグなのか?
    • あそこで巨大なアフロになって「あー死ぬかと思った」って出てきたのにツッコミを入れずにクソ真面目な顔でお通夜してたら「そういうギャグ」だなってわかるから笑えたんだけど。あのシーンはシリアスであってたのか。
  • かと思ったら全身キノコまみれで股間だけモザイクのギャグ扱いのやつも出てくるし。その辺の基準を統一してほしい…

世界設定と時間軸がよくわからん

  • そもそも怪獣は何年も暴れてたのか?素人の若者にも召集令状が来るし警報での恐怖っぷりを見ると結構な期間戦っていて、人類側も結構な被害を出して追い詰められて、怪獣が死んだのはここ最近の話なんだろう(この辺りまではまだ映画として期待値が高かった)と予想したけど、それにしては町並みとかが普通すぎる。都市が怪獣の襲来によって壊滅しても次の回では治ってるギャグ漫画ワールドなのかもしれない…
    • 原発事故後10年すぎても人が戻ってない現実を考えるとなんかこう、ね。(福島県民並感)半端に手を出されるのもイラつくねっていう 町も壊れてないし。
  • 「怪獣に蹂躙されてもうだめだってところで突然助けられ、怪獣の死体だけが残されて途方に暮れている世界」っていう舞台設定のリアリティが全然ないんですよね…
    • 先の怪獣との戦いで消耗して物資も人手も何もかも足りてない、だからしょぼい作戦しかできない…みたいな描写なかったですよね?
    • 冒頭のシーン切っちゃえば、平和な世界にいきなり怪獣の死体だけ置いて行かれたように見えるんじゃない?

説明しろ

  • 主人公について、最初からずっと思わせぶりなシーンがちょいちょい出てて、主人公=ウルトラマン的なもの(そこまで予想つかなくても謎の光と関係しているだろう)というのは特撮知識の有無なんか関係なく途中で分かる。
    • メタな話になってしまうけど、我々、この映画始まる直前にシン・ウルトラマンの予告見てるんですよね…なんなら最初の謎の光が怪獣を倒した話の時点でわかる。
  • で、シナリオ的にはこの辺の時系列が…というか全てがろくに説明されなくて何が起きてるのかわからないのが良くないと思う。
    • 謎の光を追ってる最中に行方不明になったのは怪獣が現れる前なのか、怪獣が暴れ回っている時期なのか?戻ってきたのはいつなのか?職場の人間は何も言わんのか、年単位で謎の空白がある人間がそんな簡単に特殊部隊に戻れるのか?2年の空白やたら強調されるけど何も説明されないし。アラタがウルトラマンでした、はわかったけど2年の空白説明されてないよね?完全に視聴者が捏造するしかない
  • 作中で実行される作戦も良くわからんまま進み、良くわからんまま失敗したらしい感じになりよくわからんままユキノの兄が犠牲になったりする。

人間がクソ

  • こっちは基本人間なんてクソだと思ってるけどたまには人間も捨てたもんじゃねえな…と思いたくて人間とかかわってる人外 みたいな目線で映画見てるんですよ。絶望の中の一筋の光が見たい。微かな勝算を知恵と勇気と根性で手繰り寄せる人類が見たい。
    • それが何あれ?別にまだ人類絶望するほどの危機じゃないのに超常の存在になってしまった主人公に丸投げして終わりっすか?こんくらい自力でどうにかしろよ人類。主人公が一人で頑張ってたくだりは何だったん?
  • 不倫ヒロインも何しに出てきたの?ラストのシーンも、一緒にきたスナイパーの後輩はちゃんと仕事しただけに、ヒロインの女はマジ何しに来たの?が際立つ。
    • このスナイパーの後輩は唯一と言っていいくらいまとも。棒読みだけど。一番好きな女キャラ。
  • シンゴジラのような災害シミュレーションのシリアス期待するのが間違い、はシンゴジ全く関係なく作られてる映画の場合なら確かにそう。けど、いかにもあの映画を彷彿とさせる広告して、作中でも散々シンゴジ擦ってる本作でそれ言う?そもそも本気でシンゴジラと比較してる人そんなにいます?
  • 出だしの字幕の出し方とかあからさまにエヴァパロだし、これで擦ってないは無理すぎる
  • 「ここはバカ星のバカ国、国民の平均IQは3、主な娯楽は不倫と下ネタ」とか冒頭でナレーション入れといて欲しい。そしたら、ああ、そういう感じで見ればいいのねって諦めつくから。
  • 主人公周りの三角関係とW不倫も、「ウルトラマンと女性隊員と友達が三角関係でW不倫してたら嫌でしょ?ww」っていうブラックジョークのつもりなんでしょ?え、違うの?私はすげえ嫌だったので思う壺ですが。
  • 仕事とはいえこんな奴ら救わなきゃいけないウルトラマンが可哀想になってくる
  • 怪獣の正体を誰も気にしないし、クソデカいナマモノに放射能や未知のウィルスが含まれてなければ問題ないと思ってんのか?ってシーンがすごい多くてもにょもにょする。というか、皮膚の切断もままならない様子なのにどうやって無害だって調べたんですかね…表面だけちょっと取ってわかるようなもんなの?
  • どうせ「人間の努力なんて無駄無駄wwwこんな映画に何マジになってんの?ご都合で終わるよwww」の虚無系不条理をやるなら、隕石が落ちてきて怪獣の死体は燃え尽きました、謎の光?主人公の空白?ちょっと事故で記憶喪失になって行方不明になってただけで謎の光は関係なかったっすわ…人影が見えたのも気のせいで怪獣を倒した謎の光も隕石でした のほうがマシだったんじゃないかな。

効能

同じくギャグでパロディも下ネタも満載だった銀魂の実写は大丈夫だったので、自分でもなんでここまで無理なのか結構謎な部分があり…あれはあれで「しょうもねえもん見たな…」という感じにはなったけど、笑えてたし怒りの感情は湧かなかったので。
細かく考えていくと同じ要素があっても地雷は踏んでなかった…ってことですかね。
銀魂は下品は下品でも作中キャラはみんな結構真面目に目的に対して働いてたもんな。
バランスの取り方って大事なんだなあと実感。

この後ゴジラSPを見たら要素が怪獣以外全て正反対のアニメで変に解像度が高まるなどしたので、たまには評判の悪い映画を見るのも勉強になって良いのかもしれません。

ゴジラSPを見る - min.t (ミント)

解答編

燃料が投下されたので追記

映画『大怪獣のあとしまつ』プロデューサーを直撃「予想以上に伝わりませんでした」(オリコン)
#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdf2c10fd34a09bbe54420e55958079376e8e026%20

>たかが映画
これ嫌味のつもりだったんですけど、まさか本当にその通りだったとはね…

>タイトルがひらがなだからシリアスじゃないってわかるよね
ここが史上最高に意味わからん 勝手に謎ルール作らないでもらえます?

>ラストの御武運を!は切ないラストシーン
どこが!?!?
ぜんっぜん伝わってねえよ、いやギャグと政治風刺のようなペラい何かは伝わってその上で滑り倒してるんだけど
三角関係描きたいんだろうなーとは察してたけど、それならそれをちゃんとやれよと なんも分からんわ 分かっても面白くないわ

まさかここまで開き直って「理解できない観客が悪い」をやってくるとは思わなかったんで心の準備ができてない…
インタビューの一行一行にツッコミ入れたいけどキリないのでやめます。

①普通に話が下手&スポンサーの要望等で恋愛などを入れなくてはならず意図せずクソ映画になってしまった
②「絵に描いたようなクソ邦画とそれを罵倒する観客&擁護するクソ観客」という風刺であり、私がこうやって罵倒を書き連ねているのも、擁護する人が出てくるのも想定内である
③斬新なテーマ&マジで面白いギャグ&ウィットに富みかつ鋭い政治風刺&切ない恋愛もののつもりでやってる

といった具合で何個か解釈のパターンを考えてたけど、一番嫌な予想(③)がほぼ当たってましたね…


追記:
シン・ウルトラマンが公開されてきたので見たら「空想特撮エンタメってのはこうやるんだよ!オラァッ!」って感じで見たかったもの全てやってくれたので若干怒りが和らぎました。
huzisato.hateblo.jp

*1:私は俳優に疎いのでピンと来ないが、豪華と言っていいメンバーらしい

*2:人によっては映画館まで遠い地域に住んでたりしますからね…ネタを期待してシャレで見に行くのもハードル高かったりするんですわ。今回は運良く近場でもやってたけど。

*3:「怪獣の造形にこだわった」は「SF、怪獣ものに興味ある」とはまた違うと思うんですよね。私は怪獣オタクじゃないから知らんけど。

*4:そもそも怪獣である必要もなかったと思う。架空の存在要素がほぼないので…「ただのでかい生き物の死体」なんですよ、これ。