ぬじろぐ

配布とフレンドに全力で寄りかかるソシャゲ日記

旅費6000円以内で帰る夢

夜中の0時、カーテンを開けたら向かいの家の屋根の上に知り合いがいた。
彼女は私に気付くと手を振って、サインを送ってきた。
家から100メートルほど離れたところにある、空室の多いマンションに来いという。

本当はこんな夜遅くに出歩くと怒られるのだが、朝までに帰れば大丈夫だと思った。
指定された場所に行くと、ざんばら髪の女の人がいて、赤ん坊を抱かされた。
赤ん坊は力が強く、私の前に抱いた人の腕に噛み付いていた。口には鮫のようなぎざぎざの歯が生え揃っている。
噛み付こうとする口を避けて腕を一杯に伸ばして耐えていると、今度は二人目の赤ん坊を渡される。
今度の赤ん坊は普通に見えたが、どうしても先程の恐怖から普通に抱くことができない。
それを見ていた誰かから、人間性を非難された気がする。よく覚えていない。

外に出るとすっかり朝になっていて、見覚えのない景色が広がっている。人が多く活気のある場所のようだけれど、少なくとも日本ではない。
私は家に帰らなければならない。携帯電話も持ってこなかったから家に連絡することが出来ないし、こんなことになるとは思っていなかったから財布の中身も足してこなかった。
手持ちは6000円で、日本でないからカードも使えない。
そもそもここは外国なのか?太陽が眩しい。砂漠に近い土地のようで、砂の色と鮮やかなテントが目立つ。
どう見ても外国なのに、言葉は日本語を話しているようにしか聞こえない。
6000円で帰れるだろうか。