ぬじろぐ

配布とフレンドに全力で寄りかかるソシャゲ日記

秘密組織の受付に行く夢

夢の中の私は、なぜか「いつもの場所」を知っている。
約一週間ぶりにそのビルを訪れると、いつもの場所に受付の窓口はなかった。
代わりに、社内報や資格講座の案内チラシの中に、手書きの文字をコピーした紙を発見する。掠れかけて読みにくいが、これはわざとそうしてあるのだと私はしっている。

暗号の一行目に従って、階段を上る。とりあえずの目的地は五階。
秘密組織の本部は表向き普通の会社を装っており、不定期にビル内を移動する。

暗号といっても頭の体操レベルで、ちょっとした宝探しゲームのようなものだ。
機密保持に役立っているのかどうかはよく分からない。
年に数度はこうして巨大なオフィスビルの中をうろうろするはめになる。不思議なことに、それを不審に思う者もいない。

一度、無関係の人間がここを訪れたらどうするのかと尋ねてみたことがある。
アメリカの映画で見た黒服の男のようにピカッとやって記憶を消すのかと思ったら、気付かずに暗号文を見てたどり着いてしまった場合は粗品を渡しつつ笑ってごまかすとのことだった。
まあ、現実はそんなもんですよね。夢だけど、この時点の私は夢だということを忘れている。
それ以上の場合は私が催眠術をかけます、と窓口嬢が笑いながら答えてくれた。窓口担当になった者は、全員催眠術を習得することになっているらしい。