ぬじろぐ

配布とフレンドに全力で寄りかかるソシャゲ日記

文化祭と車と狐の夢

夢の中で、文化祭の準備をしているらしい。
夜になるというくらいの薄暗い、でもぼんやりと明るいくらいの夕方に買い出しに行くことになった。
3人で小さくて丸っこい車に乗り、一人が途中で帰ってしまったのでもう一人が私に運転しろ運転しろという。
学校は駅の向こうで、駅前辺りは車線が入り組んでいる上に混んでいるので正直自信がない。行きたくない。

結局車を運転して学校へ戻るのは諦めて、車を担いで公園を突っ切って帰ることにする。
車は3人が乗れるくらい大きかったはずなのに降りてみれば小さくて、簡単に持ち上げることができた。発泡スチロールみたいにスカスカで軽い。
ドアをもぎ取ると簡単に分解できた。

公園はビルとビルとの隙間に作られていて、公園というより広めの道のようだ。
芝生も植木も遊具も何にも無く、地面は土がむき出しだった。
雨でも降った後みたいに柔らかく湿った土で、でも養分のある黒い土ではなく、なんというか…とても黄色い砂だった。それがずっと向こう側に続いている。
同行者はどんどん先に行ってしまうので、私はなんだかふわふわしている車を左肩にひっかけるようにして持ち上げたままついていく。

足元は絨毯の上を歩いているような感じがする。土がやわらかいせいかと思って下を見たら違った。
黄色に見えたのはではなく、ぎっしりと敷き詰められた狐の死骸のせいだった。
それも、子狐の死骸ばかり。
どういうわけか腐っているふうにもみえないし、死骸の瞳は真っ黒で、目玉はよくガラス玉みたいなどと形容されるがそうではない。
黒くてつやつやしている玉羊羹みたいだなと思った。