ぬじろぐ

好きなゲーム発表ぬこちゃん

ラーメン店の夢

夕食を食べにラーメン屋に入った。
暖簾をくぐると、中はラーメン屋ではなかった。何故か顔に沢山落書きをされた人たちが、(これだけは唯一ラーメン屋らしい)カウンターテーブルに座っていて、店に入ってきた私を見ていた。

ラーメンやらしからぬ雰囲気だが、ラーメン屋らしい。何故顔にらくがきをしているのかというと、代金の代わりに、何か哀しい事や辛い事があった客が他人の顔に思いっきり落書きをして鬱憤を晴らすという、妙な理由からだった。
まあ、顔に落書きされれば無料でラーメンが食べられるのならそれもいいかと一瞬思ったけれど、やっぱり嫌だから店をでようか、どっちにするべきかと迷っていると、顔にらくがきされた客のうち一人がこっちに向かってくる。
このままでは問答無用で描かれそうだ。とかなんとか一瞬思ったが、そいつが手に持っていたものを見て血の気が引いた。
マジックペンでもクレヨンでもましてや絵の具のついた筆でもなく、包丁を持っている。
恐怖で思いっきり蹴りをかますと、相手は無様に仰向けに倒れた。まあ、正当防衛だろ、多分。他の客は助けてくれるどころか、一人が私に切りかかって返り討ちにされたのを見て、皆して刃物を片手に私のほうに向かってくる。
例外なく、彼らの顔にはらくがきがされている。