ぬじろぐ

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お絵かきソフトの値段の変遷

最近はPC持ってなくてスマホアプリやタブレット端末でお絵描きしてる人が多いんだなーって流れから、みんな何使ってるんだろう?とTwitterで検索して見て回ってたら少し気になることが。

「プロが使ってると噂のソフト…でもお高いんでしょう?」「クリスタかSAI憧れだけど、うまくなってからでないと…」という呟きをちょいちょい見かけるんですよね。もしかしてクリスタ、SAIってすごく高いソフトだと思われてる?
それとも、いまどき無料のアプリたくさんあるのに5000円も出してソフト買うの?って意味のほう…?

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

うーん、「お絵かきソフト1本に5000円は高い」って認識のほうっぽい。

Twitterで検索すると、「お絵かきソフトにしてはとても安い」って人と、「ソフトに5000円超は高い」って人がいるんですよね。
その割に、お絵かき=液タブを買わなければいけない と思っている人も多くなってきてるのが謎ですが。液タブのほうがよほど高いだろうに…

多分、安いと言ってる人はプロのデザイナーが使うフォトショップやペインターを引き合いに出していて、高いと言っている人はファイアアルパカ等の無料ソフト(アプリ)を引き合いに出している。

なんでSAIが人気なのか?についてはですね。
イラストが描けるまともなソフト=数万円するフォトショやペインター、無料だけどお絵かきには適さないGIMP が主流だった時代に流星のごとく現れたお絵かき特化型ソフトだったからです…
数万円するadobe製品なんてとても買えないし、数千円で買えるSAIやOpenCanvasが非常にありがたい存在でした。

しかも、SAIは開発版のころ無料だったんですよ。
正確には、インストールから30日間は制限なしで使えるというもの。今の有料版SAIと同じですね。
で、毎月更新が行なわれるので、その度に更新ファイルをDLすれば実質無料で使えていたわけです。
有料化するときに「タダじゃないなら要らない」となって一気に人が離れる可能性もあったけど、みんな価値を認めてて購入したんだよね。
まあ、一部からは有料化するのかよって文句もあったみたいだけど。

私も、開発版を使っていて、有料になってすぐ購入しました。
有料化されたのは2008年の最初頃だったと思う。
インストールの制限は無いので、PCを買い替えてもずっとSAIを使い続け、なんだかんだでもう10年近く…?
個人が開発しているソフトなので更新頻度は低いですが、SAIユーザーは無償でSAI2にグレードアップ可能*1になりましたし。
…と考えると、5000円は安いんですよね。

調べてみたら、今はiPad用で1000円以下のお絵かきアプリがたくさんあるんですね。
https://itunes.apple.com/jp/app/procreate/id425073498?mt=8&ign-mpt=uo%3D4
これが700えんやそこらで買える時代だもんなあ…
考えてみれば、最近はたかだか数百円のアプリで金をとるなとか高いとか叩かれまくる現象も起きてましたね。
数千円出してソフトを買うのは高い、無料のあるでしょ?って感覚なんですかね。

でも、今でも5000円はペイントソフトとしては高い値段ではないと思います。
むしろクリスタProを見て「この機能で5000円は(安すぎて)おかしくないか?」と感じる。月額で使えるサービスがあったり、付属のツールを販売したりで利益を上げているからできる値段なんだろうなと思います。
メディバンペイントの無料についても同じで。無料のソフトを配るから、自社の印刷サービスを利用してねという利益の上げ方ですよね。

アプリはなんでも無料になっているけど、なんで無料なのかというと広告で開発費を回収していたり、アプリを配布して自社サービスに誘導するのが目的だったり。
趣味でソフトを作っている個人の場合は、作り手の完全持ち出しですよね。
無料といっても、本当に無料のわけではなく、別の部分で利益を確保しないと会社としては成り立たないし、個人の場合はいつ限界が来て消えるかわからない。
無料が当たり前だと思わないでほしい、そのお金はどこから出ているのか少しは意識してみてほしい…これは常々感じていることです。

というわけで、お絵かきソフトの値段から始まった、本日の時代を感じた一件なのでした。

*1:SAI2は現在開発版ですが、SAI有料版購入者はアクティベートキーをDLでき、制限なしで使用可能