ぬじろぐ

メモです。議論やコメントは受け付けておりません。当方オタクの女ですので、唐突に腐ったりします。注意。

ひぐらしのなく頃に 綿流し編

感想

ひぐらしの怖さは、何気ない日常と日常が壊れる落差、身近な人が変貌するところにあると思います。
日常パートがこれでもかというほど楽しく書かれているので、いきなり突き落とされるギャップがあるんですね。

でもやっぱり作者、時代設定忘れてないか…?
ネタとはいえどうしても気になってしまって…勿体無いなあと思ってしまう。
読者が若ければ若いほど、昭和なんて知らないから違和感なく読めるのでしょうが。
ネタと割り切って見れば確かに面白いんですが、…ふっと覚めてしまうというか…完全にギャグならそれでも別に構わないですけど。
そういう所がなんだか色々惜しい。なまじコメディパートもシリアスパートもそれぞれ面白いだけに。

ちなみにオタクという言葉が初めて出てきた(造語です)のが1983年ですので、「一般に使われていたかどうかは兎も角、言葉はあった」と言えますかね。ギリギリで。でも田舎って、東京と比べて10年くらい遅れてますからね。うん…田舎って程でもない地方都市でもそんなもんです。
メイド喫茶とか地方の「都会」にできても速攻で潰れ…ゲフンゲフン
地の文が少ないというのは、慣れていないとけっこうきついものがあります。
違和感を無視できるかと、前半のコメディパートの長さに耐えられるかが意外に第一関門なのかも。

以下考察メモ。
一卵性双子というと一人二役ではなくまず入れ替わりを疑う。
よくあるパターンですしねーなんでか知りませんが、このトリックを使うのは大抵女性なのです。
そして前話で疑ったとおり、さっそく電話で成りすましがきました。

今回のストーリー

  1. 圭一が魅音に人形をあげなかった(女の子として扱わなかった)のが切掛け
  2. 魅音、詩音を監禁・お魎/村長/梨花/沙都子を殺害。
  3. 詩音から圭一へ毎日かかってきていた電話は魅音の偽装である
  4. 監禁されていた詩音は警察に救出される(魅音は逃亡しようとして転落死)
  5. 圭一の前に魅音が現れ、圭一を刺す
  6. 同日、詩音が魅音に突き落とされ転落死

さて、いきなり矛盾しますね。とりあえずわかるところだけ列挙してみます。

1.圭一が魅音に人形をあげなかったのが切掛け

いかにもこれがバッドエンドフラグのように言われていますが、作中ではっきりと言われてるとなんか疑いたくなるわけです。

最も違和感が強いのは、この時「魅音に人形をあげなかった」と言っている事。
魅音が言っているなら、「私に人形をくれなかった」となるはず。
ということはこれ、魅音のふりをしてる詩音なんじゃないか?
「私は鬼であり、魅音ではない」という意識の元にあえて三人称を使っていると解釈する事もできますが…

人形をあげなかった云々は切っ掛けの一つにはなってそうですが、それが直接的理由ではないだろうな、と思っています。
普通に渡そうとしても「おじさんにはそういう可愛いのは〜」とかいって恥ずかしがって受け取りたがらないかもしれないけどね。

5.圭一の前に魅音が現れ、圭一を刺す
6.同日、詩音が魅音に突き落とされ転落死
  1. 警察の調べでは、圭一・詩音救出の直後くらいに魅音は死んでいる。
  2. 姉妹喧嘩は隣人が聞いた声だけで、魅音の姿は目撃されていない
  3. 隣人曰く、詩音の精神状態からよくあることだった
  4. 警察の調べでも詩音以外が部屋にいた形跡はない

圭一を刺したのは魅音ではない。ということは、もう片方の詩音。

少なくともどちらか片方は既に死んでいる。これは確実。
故に、詩音が魅音に突き落とされたということはありえない。
詩音が詩音だったとしても、救出されたのが詩音のふりをした魅音だったとしても、狂言の末の自殺である。

2.魅音、詩音を監禁・お魎/村長/梨花/沙都子を殺害。
3.詩音から圭一へ毎日かかってきていた電話は魅音の偽装である

詩音が圭一を刺した犯人とすると、これも怪しい。
詩音は魅音と入れ替わり、圭一に電話するときだけ詩音を名乗っていたのだと思う。
圭一が、「詩音は行方不明になっているはず」と電話で言った時も、自分は魅音であることを肯定もしていないし、詩音であることを否定もしていない。

ではどのあたりで入れ替わってるのかというと、
梨花・沙都子失踪時、圭一たちと一緒に神社に様子を見に行った時点では既に入れ替わってるだろうな、と。
普段の様子を見る限り、魅音が沙都子を嫌っているようには思えない。
対して、詩音は町の学校に通っており、沙都子と顔を合わせることはあまりない。
鬼隠し編で悟志のことを話すとき、魅音はクラスメイト以上の感情を持っているようには見えなかったし、「転校」だと言っていた。

「見かけとは逆が真かもしれないよ」という台詞

ストーリー上(レナの意図)は

  • 魅音は男勝りで女の子らしくないように見えるけれど、本当は逆で女の子らしい

メタ的な意味を考えると

  • 「一見事件の真相に見える事とは逆」というヒント?
  • 作中では、村長と梨花は祭具殿の鍵を簡単なものに変えた結果、その責任という事で殺された。沙都子は梨花の巻き添えで殺された。と考えられているが、実際は梨花が沙都子の巻き添え?
  • 魅音と思われている部分は実際は詩音である?

殺したかった人間とは?

この時の自称魅音は詩音という前提。
犠牲者は

  • 村長
  • 梨花
  • 沙都子
  • 園崎家現当主
  • 魅音・詩音
  • 圭一
    • 魅音が本当に事故死でなければ、殺したい奴リストに魅音も入っている?
    • 圭一が、詩音に殺されなければならない理由は?

梨花のポケットから出てきた注射器

特に理由が見つからないので、犯人が捜査撹乱のために入れておいたブラフ?
遺体は井戸に投げ込まれ、何も無ければそのまま発見されないはずだったので、わざと入れておくというのは考えにくい。
注射器というと前話のラストに出てきた「未知の薬物」っぽいものがイメージできるけど…圭一の件は全部妄想説で考えているのだが、本当に実在している?
現実的に考えると、梨花にはまだ作中で明かされていない持病があって、例えば1日に何度か注射をしないといけないとか、発作の時のために薬を持ち歩いている。もしくは一緒に住んでいる沙都子のための薬。という辺りか。

ベッドの下から現れた魅音は?

既に魅音も詩音も死んでいる。二人分の死体が見つかっているのだから、間違いないはず。
圭一に会いに来た大石が「刺激しないようにしてください」等の注意を受けているのが気になる。
刺された怪我の経過は順調のようだし、怪我だけなら「刺激しないように〜」なんて注意はされないと思う。つまり、圭一は精神的に不安定な状態にあるということ。
魅音は「次に会う私は鬼だから」と言っていた。ストーリー上は、圭一が刺された場面が「次に会った時」なのだろうが、もうちょっと深読みしてみる。
日本では鬼というと、乱暴で恐ろしい化物、人を食うといったイメージだが、中国では死霊のイメージ。
作者にこの手の知識があるかわからないけど…
圭一が刺された時に会ったのは魅音ではなく、入れ替わり説が当たっていれば、魅音を騙った詩音なのでノーカン。
拷問部屋の次=病院になる。つまりベッドの下から現れた魅音は死霊であるという暗喩?

鬼隠し編で圭一が大石と合っているのを魅音が知っていた理由

意外に早く解明されましたね。
綿流し編によると、「ウエイトレスの制服が可愛い店」であるエンジェルモートは詩音のバイト先。鬼隠し編では名前が出ていないが、恐らくここのこと。詩音からきいて、興味を持って聞いただけ?
魅音は大石を相当嫌っている(怒りに任せて「殺してやる」と発言するほど)なので、興味を持って聞いただけではなさそう?
メタ的な話すると、次の巻でその魅音の双子の妹のバイト先として出すくらいなので「これが正解ですよ」って言ってるも同然なんじゃないかと。
魅音の性格からして、圭一をからかってやろうと「さあ、なんで知ってるのかな〜?」「おじさんはなんでも知ってるんだからね〜隠し事したって無駄無駄!」みたいな言い方で意地悪するっていうのはいかにもやりそう。

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