ぬじろぐ

メモです。議論やコメントは受け付けておりません。当方オタクの女ですので、唐突に腐ったりします。注意。

活字

はらいたを忘れるために

●夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦/角川文庫
一応絶賛片思い中の男子大学生が主役なんですが、視点の半分は片思い相手の女子大生(天然?どっかずれてる?)で、奔放に歩き回る彼女を追いかけながら視点を切り替えつつの進行。

「恥を知れ!しかるのち死ね!」
「出版された本は人に買われる。やがて手放され、次なる人の手に渡る時に、本はふたたび生きることになる。本はそうやって幾度でも蘇り、人と人をつないでいく。だからこそ時に残酷に、神は古本を世に解き放つ。不心得の蒐集家たちは畏れるがよい!」
「可愛きものよ、汝の名は達磨なり」

主人公は彼女の心を射止めるためだけに、酔っ払いだらけの妙な夜をズボンを奪われながらも走り回り、コタツの下で激辛鍋を食らい、妙な出し物だらけの学園祭でも走り回る。対して彼女は、不自然に頻発する”偶然の出会い”にも「奇遇ですねえ!」というばかりでまったく何にも気づいてくれない。
お酒飲みたさに、ときに思い出の絵本を求めて、ときに巨大な緋鯉を背に負い達磨片手に歩き回る彼女に会った男どもは、皆こう言うだろう。「あれは良い子だ、じつに良い子だ!」勘違いするな、彼女はお前らなんか眼中にない。しかしちくしょう、彼女は俺も眼中にない!
酒の席での詭弁踊り、愛する鯉たちを失った男、古本欲しさに暑さ我慢対決をする男たち、古本市に出没する謎の美少年、創作劇『偏屈王』のゲリラ公演を続ける演劇部、それを追う学園祭事務局、ロマンのためにパンツを履き替えない男、韋駄天コタツ、ごはん原理主義者VSパン食連合、エロ本…じゃなかった、閨房調査団の皆さん、たくさんの人物が出てきてもう何が何やらのお祭り騒ぎ。みんなアホで、とにかくアホで、アホばっかりで、褒めてるんですよ念のため!やさしくて時に意地悪で、ロマンを持っていて、ああもう誰かこれ読め!とりあえず読め!読めば分かる!

さて、この作者の本であと読んでないのは四畳半神話大系ですかね…
その前にこの本の絵描きたい…既に10枚くらい描けそうなんです…!

本日の発見:
本日お昼を食べに入った店に「かしわごはん」というメニューがありまして。関東〜東北の人は聞いたことない…はず。だって見たことないもん(俺基準)
丁度九州出身の人が一緒にいたので、かしわごはんとは何ぞやと聞いてみたところ、鶏(が入ってるかどうかは不明)五目ご飯みたいなイメージのもの(本人も曖昧だったので)らしい。
あと、うどんの汁が本当に色薄かった。味は気になるほど違わない。
ところでこっちに来てから一度も方言らしい方言を聞いてません…地元も街のほうはだいぶ方言は絶滅しかかってるけど、どう聞いても訛りはのこってるのになぁ。

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