学校のような場所にいる。教室には同年代の沢山の人がいて、机が並んでいる。
休み時間か何かでみんなはバラバラに廊下や教室でおしゃべりをしている。
と、突然遠くで爆発音がする。
誰か（先生の名前だったと思う）が逃げ遅れたと校内放送が報じる。直後、生徒の一人（だろうか…顔はわからない）が教室のすぐ前の廊下にストーブが置いてあるのを見つける。円筒型をしていて、灯油を燃やすタイプの、上に薬缶を乗せてお湯を沸かしたりできる、例のあれ。
「誰が持ってきたの？」「しらない」「さっきまでなかったよね？」
のんきに会話をしている彼らの後ろで、私は思う。
この時期にストーブ？怪しいのに、なぜ誰も逃げないのだろう。爆発したっていうのはきっとそのストーブだと思いつきそうなものなのに。
ストーブの中でオレンジ色の炎が燃えているのが見える。
同じ教室の一人がストーブに近づいていった時、爆発音がして巨大な炎が教室に入り込んできた。後ろのドアからはまだ逃げられる。
逃げられるのに、ストーブに近づいていった一人はぼーっとした顔のまま突っ立っている。
