読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぬじろぐ

メモです。議論やコメントは受け付けておりません。当方オタクの女ですので、唐突に腐ったりします。注意。

視界の端

駐輪場の隅に、高い帽子を被った、全身真っ黒い大きな人が立っている。
道端に頭蓋骨が捨ててある。
バスの座席ナンバーが全て人の名前に摩り替わっている。
暗い夜道に、肉色をした何かが蹲っている。
勿論、そんなものがあるわけは無い。全て、一瞬だけの幻想だ。
変な見間違いが多い、と自分でも思う。
それでも視界の端に、膝を抱えて蹲った土気色をした裸の死体をみた時には、ああ、末期だ、と思った。振り返ってみれば何という事はなく、雨ざらしになって変色した発泡スチロールがひと塊、道端に捨てられているだけだったのだ。
もしかしたら無意識という部分で、この世界とは少しずれた世界を垣間見ているのかもしれない。意識の範囲では常識という壁に阻まれて見えなくなってしまっている何かを。

広告を非表示にする