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ぬじろぐ

メモです。議論やコメントは受け付けておりません。当方オタクの女ですので、唐突に腐ったりします。注意。

通勤ラッシュ

夢の記録

朝の通勤ラッシュ時、それなりに混むあう電車の中、二人の女の子が並んでいた。近くの公立高校の制服を着ている。
片方の女の子は蹲ってしまい、顔が上げられずにいる。隣のもう一人の子とは、どうやら仲が良いらしい。
蹲った女の子は、しかし目は閉じていない。
蹲ったままで目の前に見えるのは、サラリーマンのものらしい足。1つはきちんと地面に立っているが、2つめが地面から浮いている。それが何かにぶら下っているように、電車の揺れに併せて動くものだからどうしても視界の隅を行ったりきたりすることになってしまい、動物の本能としてその動きを目で追ってしまいそうになる。同時に、そっちを見てしまいそうになり、見ては駄目だと自分に言い聞かせている。
もう片方の子には死人の存在は見えていないらしく、周囲も同様のようだった。
ただ、隣の女の子だけは何を怖がっているのか分かっているようなのに、全く頓着する様子もない。
そうしているうちに駅に着いた。そちらを見ないようにして電車から降りようとすると、いきなり髪を捕まれぐい、と引っ張られる。3人目が網棚の上にいたのだ。振り切ってホームに逃げると、それら3つはそのまま電車とともに次の駅へいってしまった。ついてくる類のものではないらしい。
けれど女の子はそれからもずっと怯えていた。家から一歩も出なくなり、家の中でも座椅子2つで壁側に小さな囲いを作りその中にぴったり収まるようにして蹲っていた。
あんまり小さくなっていたものだから、女の子の身体はだんだんと縮んで手乗り猿のような大きさになり、姿もそのように――毛が長く、目が大きい猿のような姿になった。賢くて大人しいが、臆病で人間らしい思考はあまり残っていないらしい。
それはそのあとどうなったのかと私が聞くと、彼女はそこにいるわと言って部屋の隅においてあるケージを指差した。

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